今日webを散策していたら、何やら新しい補助金が始まるみたいですね。
中小企業新事業進出補助金とかいうらしいです。
https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp
僕も今日知ったので細かい案内はおいといて、補助金申請に掛かる心構えというか、補助金制度全体に関わるお話し。
やってはいけないこと集になります。
ちょっと耳の痛い話が続くと思いますので、甘いお話しを聞きたい方はバック。
補助金あるからやろう⇒×
補助金があるから、なんか新しいことやってみよう。
という姿勢は、まず間違いなくヤバいです。
だって考えてください、事業をする目的は補助金をもらうことじゃないはずです。
あくまで、事業が本来達成すべき目標があって、それを達成するために必要な投資があるべきです。
そして、その必要な投資の足しにするために補助金があるはずです。
なので、補助金があるからで投資先を無理くり作ると、要らぬ支出を生み出すことになります。
補助金いうても、最大で2分の1は自己資金からの持ち出しですからね?
いらぬ支出を生み出して、これが結果的に投資を回収できればいいですが、失敗するととんでもないですよ。
なので、前からやりたいことがあったんだけどなーという温度感から入る方が良いと思います。
補助金があるからで、無理くりひねり支出を出す必要はないです。
提出書類の作成を丸投げしたい⇒×
僕たち行政書士がこれをいうのも意外かもしれませんが、書類作成の丸投げはNGです。
システム上の問題もあるのですが、何より誰のための事業にお金が入ってるかです。
当然、作り上げる書類には、事業について色々と記載する必要があります。
その事業について、一番熱意があるのは誰でしょうか、一番理解しているのは誰でしょうか。
そう、申請しようとしているあなたです。
時々、全部作りますよという体のコンサルさんとかいらっしゃいますが、マジでやめた方がいいです。
作成の丸投げが問題になりすぎて、過去の補助金では作られた書類について面談が行われたという話しも聞きます。
補助金の原資は、僕たちが収めている税金です。
税金を託す以上は、しっかりとした事業者に補助を行うというのは社会として当然です。
熱意や夢だけには補助金は出ません、でも、書類を作る程度の熱意も夢も持ってない人に税金を託すのが正しいと思いますか?
本当にその事業を立てたい、その為に補助金が欲しいと思うのなら、めんどくさがらず頑張りましょう。
もらったら終わり⇒×
これは結構聞く話。
実際、補助金の幾つかは、もらった後に実績報告が求められます。
何に使ったのかはもちろん、その他賃金上昇の要件があれば、それを実行できたか等。
これが出来てないと、補助金は返還になります。結構慌ててる人も多いとか。
あと、補助金でもらったお金で買ったものは当然リセールとかしてはいけませんからね。
最後に夢の果て
補助金申請における、ものすごく基礎的で、ちょっと耳の痛い話でした。
熱意もなく、ただただ補助金が欲しいからというような理由で、コンサルに丸投げした補助金を使った事業が昔あったんですよ。
ほら、コロナ禍の後に沢山出来て、今はどこ行ったのか…みたいなお店、近くにありません?
こんなやつらとか。


何とは言いませんよ?
でも、あの頃の、事業再構築補助金の在り方が本当に正しかったのかというは、今の社会で見直されている時期に来ているのも確かです。
その中で、敢えて新しい補助金を展開するということは…それなりの覚悟も求められるということではないでしょうか。
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