最近、入管庁（出入国在留管理庁） から、
「留学ビザから就労ビザ（技術・人文知識・国際業務・研究など）へ変更する場合は、1月末までに申請してください」
という案内が出ました。
これから就職する留学生にとっては特に重要な話なので、この記事では
- 就労ビザへの在留資格変更がなぜ1月末なのか
- 卒業後の留学ビザで何ができなくなるのか
- アルバイト（資格外活動）がどう変わるのか
- 手続きを遅らせた場合のリスク
を、日本語N2レベルの方にも理解しやすいように説明します。
◆ 1. 就労ビザの申請が「1月末まで」といわれる理由
多くの日本企業は 4月入社（新卒採用） が一般的です。
そのため毎年、1〜3月にかけて 在留資格変更（留学→就労）の申請が集中 します。
入管庁としては審査をスムーズにするため、
「4月に働きたい人は、1月末までに就労ビザの申請をしてほしい」
と案内しています。
就労ビザ（技術・人文知識・国際業務など）は、審査に1〜2ヶ月かかることが普通です。
「ギリギリでも間に合うだろう」は危険です。
入社日までに在留資格変更が間に合わず、会社に入れないケースもあります。
◆ 2. 卒業後の留学ビザは「在留資格の空白」に注意
もうひとつ大事なポイントがあります。
留学ビザは “学校に在籍していること” が前提の在留資格なので、
卒業した瞬間に活動内容がなくなる扱いになります。
もちろん、在留期限まで日本に住むことはできますが、
問題は 資格外活動（アルバイト）が自動的に失効する 点です。
卒業後、留学ビザでアルバイトをすると違法になります。
資格外活動許可は「留学中」だけ有効。卒業すると使えません。
【吹き出し推奨】
留学生A：
「まだ留学ビザが2ヶ月残っています。卒業後もアルバイトできますか？」
行政書士：
「できません。資格外活動許可は卒業と同時に無効です。」
この点を知らずにアルバイトを続けてしまうと、最悪の場合「在留資格取消」につながることもあります。
◆ 3. 在留資格変更（留学→就労）は時間がかかる
就労ビザの審査は、
- 技術・人文知識・国際業務の要件を満たしているか
- 会社の業務内容
- 給与水準
- 卒業した学部との関連性
など、多くの項目を確認します。
そのため、1〜2ヶ月程度かかるのは普通で、
時期によっては 3ヶ月近くかかる こともあります。
【ステップブロック推奨：手続きの流れ】
① 内定企業から在職証明や雇用契約書をもらう
② 必要書類を準備（卒業証明書、成績証明書など）
③ 入管庁へ「在留資格変更許可申請」を提出
④ 審査（1〜2ヶ月）
⑤ 結果通知 → 在留カードを受け取り、就労開始
◆ 4. 「早く申請してください」の本当の理由
毎年、以下のような相談が多くあります：
- 会社の書類が遅れて4月までに間に合わない
- 在留資格変更の結果が出ず、出社できない
- 卒業後にアルバイトを続けてしまい、資格外活動違反を指摘された
- 「研究」「技術・人文知識・国際業務」のどちらで出すか迷って遅れた
- 母国の書類（学歴証明など）が間に合わない
こうしたトラブルを防ぐために、
入管庁が「1月末まで」という目安を示しているわけです。
▼ 英語版
Note: The following English text is translated by AI based on the Japanese version.
【ENGLISH VERSION】Why the Immigration Office Says to Apply for Your Work Visa Change by “the End of January”
Recently, the Immigration Services Agency announced that students who want to change their visa status—from “Student” to “Engineer/Specialist in Humanities/International Services” or “Researcher”—should apply by the end of January.
This article explains:
- Why the deadline matters
- What happens to your Student Visa after graduation
- Why you cannot work part-time after graduation
- How long the Work Visa screening takes
- Why applying early is safer
◆ 1. Why “the end of January”?
Companies in Japan generally hire in April, so visa applications concentrate from January to March.
To avoid delays, the Immigration Office recommends submitting your application by January 31.
◆ 2. After graduation, your Student Visa changes
A Student Visa is valid only while you are enrolled.
After graduation:
You cannot work part-time anymore, because the “Permission to Engage in Activity Other Than That Permitted” becomes invalid immediately.
◆ 3. Work Visa screening takes time
Screening usually takes 1–2 months, sometimes longer.
If you apply too late, your visa may not be ready for your job start date.
◆ 4. Applying early prevents common problems
Delays often happen because:
- Company documents take time
- Academic documents must be collected
- Immigration asks for additional materials
Apply early so you can start your new job smoothly in April.
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