先日から、第16回の小規模事業者持続化補助金の公募が始まりましたね。
以前から、まだあるのかどうかと話題になっていましたが、今回も始まりました。
かれこれ16回もやってますので、今更な感じもありますが、あらめて公募要領などを見てみましょう
第16回公募の特徴
この補助金についてもう知ってるよ、という人はこの箇所だけ。
①今回、申請期間がめっちゃ短いです。
昨日5月8日に公開されて、必要書類である商工会議所の様式4をもらうための期間が5月20日まで。
12日間ありますが、商工会議所に提出できる日にちが実質7日しかありません。
しかも前回の終了から今回の開始まであるかどうかわからない状態だったので、事業計画書が立ってない可能性もあり。
今から事業計画を考える場合はかなり大変。
②実施期間もなんか短いですね。
今年の8月に採択決定されて、そこから同年の11月4日まで。
この期間内に補助事業を終了する必要があるので、本当に実施する方も大変。
HP作成業者とか、渋滞したら詰むんじゃない?
③郵送申請が廃止され、電子申請のみに
電子申請にはGビズIDというアカウントが必要になります。
なので、現状このGビズIDを持っていない場合は、先の事業計画の作成も含めると期限的にデスマーチ。
因みに、このGビズIDは第三者への開示が禁止されていますので、実際の入力は事業者さん自身で行う必要があります。
小規模持続化補助金?
ここからは、この制度を初めて聞いた方向け。
制度の詳細は公募要領等に記載されていますので、こちらではざっくりと説明します。
端的に言えば、中小企業の(新規)商品販路拡大のために補助金を出しますよという制度。
補助金ですので、申し込めば必ずというわけではなく、事業計画書を提出し審査を経て、一定数の事業者に採択がされます。
最近の発表では大体5割から6割ぐらいが採択されているようです。
これを高いとみるか低いとみるか…
補助対象経費
販路拡大であれば何でも貰えるというものではありません。
パソコンなどの汎用性が極端に高いものは対象外になります。
更にHPなどのweb上の広告については単独での申請が出来ず、補助率も下がります。
逆に、意外ともらえる対象としては、展示会などの出店費用などがあげられます。
もっとも、今回は実施期間が非常に短いので、該当日時に出店できる展示会などがまだ受け付けているかはちょっと不安ですが。
なにより、全ては事業計画に基づいたアクションでなければいけません。
補助金制度の大前提
あれもだめ、これもだめと匂わせているが、じゃあ何ならできるのか。
端的に言えば、「補助金がなくてもやりたい事業」だと思います。
補助金がなくともやるべき事業といっても、いいかもしれません。
補助金があるから~というのは結構通らないと聞きます。
補助金を前提にした事業計画ってどこか浮いてくるものがあるようで。
ある先輩曰く「夢に補助金はでない」だそうです。
補助金を前提にした事業の計画ではなくて、地に足のついた事業の計画が先にあって、タイミングがあったから補助金を使うぐらいの温度感でしょうか。
おわりに~なにより拙速に~
何はともあれ、今回の16回の小規模事業者持続化補助金は先にも表現した通り時間がないです。
これはできるのか、あれはできるのか、うーん
と言っているうちに、とりあえずGビズIDだけでも取りましょうというのが現状だと思います。
そのうえで、相談できる士業(基本は行政書士、税務任せているなら税理士さんも)に相談を持っていくのが何よりの近道だと思います。
あと、相談持っていってその先生にダメって言われても落ち込まずに恨まずにいてくださいね。
僕たちの視点的には、箸にも棒にもかからないもの「いけます」といって、申請させて手数料もらうっていうのは流石に気が引けるので、ダメなものはダメと前もっていうことが互いの利益だと思ってます。
まずは聞いてみる。ダメと言われたら、次を考える。
次を考えていくうちに、本当に良いものが出てくるかもしれません。
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