在留カードの裏面、実はかなり重要です

― 外国人雇用で見落とされがちなポイント

皆さんこんにちは。

前回の記事で、外国人雇用の相談を受ける際には
在留カードを確認する、そして裏面も見るという話を書きました。

今回は、その「裏面を見る理由」について少し整理してみようと思います。

一見すると、ただの裏面ではあるのですが、
実務的にはなかなか重要な情報が書かれている部分でもあります。


目次

在留カードは、イメージとしては運転免許証

在留カードの立ち位置をイメージしやすくするために、
少し例え話をしてみます。

在留カードは、感覚としては
運転免許証にかなり近いものです。

つまり、

・本人確認のための身分証明書
・常に携帯することが求められている証明書

という位置づけになります。

外国人の方は、在留カードを常に携帯する義務があります。
この点も、運転免許証と少し似ているところです。

そして運転免許証と同じように、
何か情報に変更があった場合は
裏面に新しい情報が記録されていく仕組みになっています。

そのため、情報の更新状況を確認するには
裏面を見るのが一番分かりやすいということになります。


裏面に記載される主な情報

在留カードの裏面には、いくつかの情報が記録されます。

例えば、

・住所の変更記録
・資格外活動許可
・その他の更新情報

などです。

この中でも、実務上よく確認するのは
住所の記録です。


住所の変更届はとても重要

外国人の方が引っ越しをした場合、
住所の変更届を出す必要があります。

基本的には

転居から14日以内

に手続きを行うことが求められています。

この届出がきちんとされているかどうかは、
実務上かなり大事なポイントになります。

というのも、外国人の方が日本に在留し続けるためには
将来的に

在留資格の更新

という手続きを必ず通ることになるからです。

その際には、

「日本のルールをきちんと守って生活しているか」

という点も一つの判断材料になります。

その意味でも、住所変更のような基本的な手続きを
きちんと行っているかどうかは、
意外と大切なポイントになります。


誠実に制度と向き合うこと

少し個人的な感覚の話になりますが、
外国人の在留手続きを見ていて感じるのは、

誠実に制度と向き合うことが大切

という点です。

カードゲームの言葉で言えば
「鉄板」という表現になるのかもしれませんが、

結局のところ、

・ルールを守る
・必要な届出をきちんと行う

という基本がとても大事です。

逆に、引っ越しをしているのに届出をしていないと、
どうしても

「何か問題があるのではないか」

という印象を持たれてしまう可能性があります。

これは特にメリットのある行動ではありません。

そのため、住所変更のような手続きは
きちんと行っておくことが大切です。


なぜ裏面を見るのか

在留カードというと、どうしても

・在留資格
・在留期限

といった表面の情報に目がいきがちです。

しかし実務の感覚としては
裏面の情報もかなり重要です。

例えば本人確認をするとき、
運転免許証のコピーを取る場合でも

表面だけを見ることはあまりありません。

裏面にも変更情報が書かれている可能性があるからです。

在留カードも、基本的には同じ考え方になります。

・何か情報が変わっていないか
・変更があった場合にきちんと手続きしているか

この点を確認するために
裏面を見るという流れになります。


まとめ

在留カードは、日本で生活する外国人の方にとって
とても重要な身分証明書です。

そして、そのカードを見る際には

表面だけでなく裏面も確認する

というのが一つのポイントになります。

特に住所変更のような基本的な届出は、
今後の在留資格の更新にも関わってくる部分です。

その意味でも、
こうした手続きを丁寧に行っていくことは
長く日本で生活していくうえで大切なことだと思います。

なお、前回の記事では
外国人雇用の相談で行政書士がどんな点を確認しているのかを整理しています。

今回の内容ともつながる部分がありますので、
よろしければそちらもあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

大阪を拠点に、建設業許可・在留資格・ドローン・障害福祉などの許認可手続きを中心に取り扱っています。
法律を専門的に学んだ経験を背景に、複雑な手続きの要点を分かりやすく整理し、実務でつまずきやすいポイントを拾い上げて紹介しています。
ときどき雑談や趣味の話題も交えながら、専門的な内容をできるだけ読みやすくまとめているブログです。

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