前回紹介した、小規模事業者持続化補助金と時期を同じくして、大阪の方でも新規の補助制度が始まります。
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細かい支援要件は今月の20日に発表のようですので、それまで待つことになりますが、現段階ではっきりしている箇所として
①新規の事業展開に関わるものであること
既存事業とは異なる事業分野・業種への進出や新たな取り組みによる事業の改善を図る新事業展開とあります。
個人的に少し気になっているのは、どの程度が既存事業と言えて、またその反対概念として新規事業展開といえるのかというところ。
一例としては、管工事の建設許可持ってる事業者さんが、新たに内装工事の事業展開を目指した際に、過去に「軽微な工事」として内装工事を請負った経験がある場合には該当しないのか?とか。
弊所のスケールでいうなら、入管業務とかピンクカード持ってるしHPにも記載はしてきたけど、イマイチふるってこなかったのでこれを機に事業にテコ入れするとかは、新規事業性があるんだろうか???
この辺の細かい話は、委細が出てからまたネタにしたいと思います。
②申請に先駆けて、セミナーの受講が義務付けられていること
小規模事業者持続化補助金における、様式4(商工会議所の承認)に相当する部分でしょうか。
大阪産業局が主催する指定セミナー又は一部商工会商工会議所で行われる指定のセミナー受講が必須ですね。
5月20日の要綱が出る前に開催されるものもあるので、地域によってはちょっと急ぎになる話でもありますね。
③募集開始締め切りと支援期間について
募集開始 6月3日
募集締切 6月28日
20日を見てから考えるなら、ちょっと長いような、短いような。
支援期間 令和6年8月上旬(採択日)から令和7年2月28日まで
開始は、第16回の小規模事業者持続化補助金とほぼ同じで、終わりが結構ながい。
④注意点
この補助金に関して、注意点。
先の第16回小規模事業者持続化補助金とは、同事業における併用が『できません』
委細の発表が5月20日で、小規模事業者持続化補助金の実質的な締め切りも5月20日なので、大阪府内の事業者さんは、現段階でどちらを使うのかを検討する必要があります。
個々の事業者さんの状況にもよりますが、現状真っ白であれば、日程的にゆとりのあるこちらを優先して、ダメそうなら17回の小規模事業者持続化補助金(が実施される場合)に備えるのも一つの在り方かなと思います。
なお、補助金事業共通の注意になりますが、補助金を頂戴する事業は、採択決定がされるまでは同事業の展開はできません。
申請後、採択決定前に事業展開をしてしまうと、補助金が下りなくなってしまいます。
よって、事業それ自体が、補助金の期間に左右されるということをご理解の上、ご検討いただければと思います。
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